2026-04

物語構造分析

『ウリッコ』1巻はなぜ「時間を潰す」物語なのか? キズミの行動から読み解く作品構造

ウリッコ1巻の感想、レビューはこちら『ウリッコ』1巻を読んでいると、少し不思議な感覚になる。主人公のキズミは漫画を描いている。しかし、「漫画家になりたい」という強い夢があるわけではない。漫画で成功したいわけでもない。まして、「努力して夢をか...
キャラ考察

なぜキズミは漫画をやめて、また描き始めるのか

はじめに『ウリッコ』1巻のキズミを見ていて気になるのが、一度やめた漫画を、なぜまた描き始めるのかということです。キズミは漫画を描くことをやめています。その理由は、決して複雑ではありません。漫画を描くよりも、そちらのほうが稼げるからです。漫画...
漫画レビュー

ウリッコ1巻レビュー|「時間が進まない人生」を描いたリアルすぎる漫画

※本記事は『ウリッコ』1巻の内容に触れています。未読の方はご注意ください。はじめに『ウリッコ』1巻を読んで、最初に感じたのは「なんだか読みづらい漫画だな」ということだった。派手な展開があるわけではない。主人公が大きな夢に向かって努力するわけ...
漫画コラム

努力をやめた瞬間、漫画は読者に一歩近づく

はじめに少年漫画は努力を続けるジャンルだと思う。才能があってもなくても、努力を重ねれば前に進む。多くの物語はそうなっている。でも、漫画を読んでいて妙に記憶に残るのは、努力を続けた瞬間ではなく、努力をやめた瞬間だったりする。大切な存在を失った...
キャラ考察

なぜケンショーはハマるのか|“夢を聞かれた夜”に感じたこと

はじめに『るなしい』のケンショーを見ていて、はっきりと思い出した夜がある。あのとき、自分も同じ場所に立っていた。違いがあるとすれば、一歩踏み込む前で引き返したかどうか、それだけだった。ホームパーティーの違和感知人に誘われて、ホームパーティー...
キャラ考察

るなしい考察|郷田るなは本当に“神の子”なのか

はじめに『るなしい』を読んでいて、最初はこう思っていた。これは信者ビジネスの話だと。仕組まれた嘘で、人を引き込んでいく物語だと。でも、1巻の最後でその前提が揺らぐ。「全部嘘」と言い切れなくなる瞬間がある。郷田るなは、本当に“神の子”なのか。...