二階堂“こじらせた人間”が愛おしくなる

漫画レビュー

後半は完全に「二階堂の物語」。

前半とは違って、

キャラクターの関係性で読ませてくる。

「うしろの二階堂」:ギャップで笑わせる

まず設定がいい。

  • クラスでは怖がられている
  • でも中学ではモテていた

この“逆高校デビュー”という発想が面白い。

さらにいいのが、

笑わせようとしていないのに面白いこと。

二階堂にちょっかいをかけてサザエさんとのジャンケンに負け続けているらしいとか、

日常のちょっと嫌な事を紛れ込ませるのがクスッとくる。

そしてほんのりBLを匂わせる距離感。

これも絶妙。

「おまけの二階堂」:裏側を見せる構造

ここで評価が一段上がる。

「うしろの二階堂」を、二階堂側から描き直す構造。

  • 伊藤潤二を検索して眠れなくなる
  • 自分のキャラを作ってしまう
  • 入学式で出会った“変な奴”

この“変な奴”が目高で、本編に繋がる。

短編集なのに、ちゃんと構造で読ませてくる。

怒りの授業編・修学旅行編:関係性の完成

1ページ漫画や短編ながら、

  • 後ろから驚かす関係
  • ソフトクリームで笑う二階堂
  • メガネ外して別人扱いされる

全部が「関係性の積み重ね」になっている。

特に良いのは、目高の距離感。

  • いじるけど嫌な感じがない
  • 一緒にダラダラする提案をする

この空気感がめちゃくちゃリアル。

後半まとめ

後半は、

「キャラの内面」と「関係性」で読ませるパート。

前半が“観察”なら、

後半は“愛着”。

読み終わる頃には、

二階堂が普通に好きになっている。

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